銀行・融資
融資に強い決算書(融資の手数料)
みなさんこんにちは。
さいたま市大宮区のBIRD税理士事務所です。
今回は金融機関から借入をする際に発生する費用の計上方法について書きたいと思います。
借入を受ける際に発生する費用の例としては以下のものがあります。
・支払利息
・担保手数料
・信用保証料
・印紙代(金銭消費貸借契約書に貼るもの)
・アレンジメントフィー、エージェントフィー
これらの費用の取り扱いですが多くの会計事務所では、下記の科目で会計処理しているケースが大半です。
(1)支払利息 ➡ 営業外費用
(2)それ以外 ➡ 販売費および一般管理費
上記(1)はそのままで良いのですが、(2)についても「営業外費用」として計上することをお勧めします。
「販売費および一般管理費」で処理した場合、決算書の仕組上で「営業利益」という本業の利益を表す数字が小さくなってしまいます。
融資に関する費用は、資金調達という財務活動に関する費用であるため「営業外費用」で計上することも可能です。
「営業外費用」で計上することによって「営業利益」の数字が大きくなるため、金融機関に対して評価の高い決算書を提出することが可能です。
不動産業など頻繁に金融機関との付き合いがある会社の場合は、上記の処理により「営業利益」が大きく変わるケースもあるため注意が必要です。
これらの費用は「営業外費用」で処理するようにしましょう。